【内容紹介】

【特集】
画像診断において患者の安全を担保するための取り組みと、各領域における“偶発所見”について、実際の症例をもとに具体的な対応方法を掲載。病変を発見した後も、適切で推奨される対応を行う姿勢を養える、ビギナー必携の特集！

序説 ● 楫 靖
序説抜粋：MRIでは，FOVの設定により描出される範囲が限られています．画像の端に写っていた所見や，最初または最後のスライスに写っていた所見が，主目的の疾患よりも優先して評価すべき場合もあります．
一方で，そのような所見をみつけたとしても，読影時に得られる限られた情報だけでは適切な対応を推奨できないこともあり，施設ごとの環境を考慮し，放射線診断医の経験やポリシーに委ねざるをえないことも多いでしょう．曖昧な要素が多いことを認識した上で，完璧ではなくとも最善に近いメッセージを，わかりやすく画像診断報告書に記載することが重要です．今回は，その際に参考となる情報や考え方を提供していただくよう，執筆者の先生方にお願いしました．

1　画像診断におけるdiagnostic excellence ● 深見 達弥，宮原 善徳 ほか
2　頸部領域の偶発所見 ― 頸椎MRI，頸部MRI ● 河原 愛子，勝部 敬 ほか
3　胸部領域の偶発所見― 胸椎MRI，心臓MRI，縦隔MRI，乳腺MRI，肩関節MRI ● 林田 佳子，青木 隆敏
4　腰椎・仙椎MRI の偶発所見 ● 笠井 美里，稲岡 努 ほか
5　股関節MRI の偶発所見● 藤本 肇
6　骨盤部MRI の偶発所見: 泌尿器男性生殖器 ● 扇谷 芳光，萩原 遼太 ほか
7　骨盤部MRI の偶発所見: 女性生殖器 ● 扇谷 芳光，萩原 遼太 ほか

【連載】
すとらびすむす
私だけが面白いと思っている“無い話”をします ● 那須 克宏

画像のなりたちに迫る ―Unveiling the Origins of Images―
ガドリニウム造影剤は濃いほどよいのか？ ● 森 墾

ここが知りたい！
画像診断2024年11月号特集「“経過観察”の脳画像診断：ホントに著変ありません？」● 大山 潤，濵田 貴樹 ほか

Case of the Month
Case of April ● 加藤 大翼，池島 健吾 ほか
THE KEY TO Case of February ● 石川 翔，梅岡 成章

続General Radiology診断演習
人は皆，思い込みの中で生きている ● 中井 義知

Picked-up Knowledge from Foreign Journals
脳MRIにおける深層学習を用いた再構成技術（DLR）の臨床応用 ● 掛田 伸吾

Refresher Course
児童虐待（child abuse）の画像診断 ● 古川 理恵子

【対象年齢】

20歳代,30歳代,40歳代,50歳代,60歳代,70歳以上

【追加情報】

関連リンク

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・写真一覧

・学会等インフォメーション

・2024年画像診断各賞発表