【内容紹介】

尋常性ざ瘡は保険診療の外用内服療法でほとんどの患者の治療がうまくいく．一方で，尋常性ではないざ瘡，重症・最重症のざ瘡，ざ瘡後に遷延する紅斑や瘢痕は治療に難渋する．治りにくいざ瘡に対峙するためにざ瘡を学び直す一冊．

【特集】ざ瘡診療リスキリング ─治りにくいざ瘡に対峙するために
責任編集 小林 美和

■CONTENTS

羅針盤
たかがニキビといえる日は

総論
ざ瘡の標準治療

▼Part1．ざ瘡に関連する新しい知見
総説 1 皮膚微生物叢とざ瘡
総説 2 ストレスとざ瘡
総説 3 角層とざ瘡
総説 4 食事とざ瘡
総説 5 尋常性ざ瘡と腸内環境
総説 6 環境化学物質とざ瘡

▼Part2．尋常性ではないざ瘡
総説 7 ざ瘡・ざ瘡様皮疹がみられる疾患
case 1 ステロイドざ瘡
case 2 多のう胞性卵巣症候群
case 3 抗がん薬によるざ瘡様皮疹
case 4 JAK阻害薬によるざ瘡
case 5 酒さ性ざ瘡（丘疹膿疱型酒さ）

▼Part3．重症ざ瘡，難治性ざ瘡への対応
総説 8 重症ざ瘡，難治性ざ瘡の対応
case 6 重症ざ瘡，難治性ざ瘡の治療
case 7 化膿性汗腺炎　植皮術と術後高気圧酸素療法を施行した症例
case 8 尋常性ざ瘡への指導と治療

▼Part4．ざ瘡後紅斑，ざ瘡後瘢痕
総説 9 ざ瘡後紅斑，ざ瘡による瘢痕
case 9 炎症後丘疹
case 10 ざ瘡後紅斑
case 11 ざ瘡後瘢痕治療
case 12 萎縮性瘢痕治療

【連載】
Your Diagnosis？　2月号の出題／12月号の解答
即答組織診断！（206）
研修医のための皮膚病理診断Lesson（11）

【エッセイ＆コラム】
市場を歩く 224「ロサンゼルス　サンドイッチ屋」
Photo Essay 275「雪の下」

【対象年齢】

20歳代,30歳代,40歳代,50歳代,60歳代,70歳以上

【追加情報】

関連リンク

・羅針盤（巻頭言）