「ことば選び辞典」シリーズ、第2弾!
本のタイトルや技の名前が決まらず悩むあなたのための「創作ネーミング辞典」が登場。
創作者はもちろん、誰もが一度は経験する「タイトルが全然思いつかない……」というもどかしさを解消するための辞典です。
こちらも薄い、軽い、小さいの三拍子でいつでもどこでも使えます。

【本書の特長】
・約1000語のキーワードに8ヶ国語(※)の訳語をつけ、「戦い、冒険」「魔法、神秘」など8つのカテゴリーに分けて掲載。
※英、仏、独、伊、西、羅、希、露
・各カテゴリーの冒頭にサブカテゴリーの一覧を掲載。なんとなく眺めて気になったことばからも探せる。
・「このことばの言い換え語がほしい! 」とピンポイントで探したいときのための項目索引つき。
・「とりあえず語感で」派のあなたのためのカタカナ語逆引き索引つき。

【使用例】
■case1
「俺の考えた氷雪系最強の必殺技、名前が何だかいまいち」
→目次や章扉をみて「氷雪」の項目に辿り着く
→「Χιονοστιβα?-キオノスティヴァス-」を選ぶ

■case2
「今度応募するラノベのタイトルが決まらないまま締切目前。詰んだ」
→巻末の「項目索引」で琴線に触れる日本語を探す
→「栄光」、頂点を目指して戦う人々を描く小説のテーマにぴったりだなあ
→スペインが舞台なので「gloria-グローリア-」を使おう!

■case3
「スパイ物のパロディを書いているけど、コードネームが思いつかない。かっこいい響きのカタカナ語がほしい」
→「逆引き索引」を開く
→「рассвет-ラススヴェート-」、ぐっとくる響き。ロシア語で「夜明け」なら意味もぴったり。採用。

*　　*　　*　　*　　*　　*　　*　　*　　*　　

自分が納得いく名前を完全オリジナルで考えるとかほんと無理。
まして読み手のハートをキャッチする名前とか至難の業。

「なんかいいタイトル思いつかないなー」と仮タイトルをつけたまま入稿〆切当日、妥協上等と入稿する。
（※実は最初に考えたのがベストだったといいう例も多々あるのは認める）

「なんかもういっそ自分のネーミングセンス、燃やしたほうがいいと思うよ？」と床を転げ回る。
（※本書の編集担当は、だいたいいつもこうなる）
物書きの悩みは、尽きることがない。

―そんな悩みを解決するヒントになったらいいなあ、と思いながら本書をつくりました。

学研は1991年に「８か国語対応　ヒット商品をつくるネーミング辞典」を発刊して以来、
「１３か国語でわかる 新・ネーミング辞典」「クリエーターのためのネーミング辞典」等々、
数々のネーミング辞典を世に送り出してきました。
おかげさまでどのネーミング辞典もみなさまにご愛用いただいております。

でも、欲張って掲載語を多くした分、ちょっと大きかったり厚かったり、
気軽に使うのが難しい本になっていたのかもしれません。
みなさま（と自分）がもっと暇つぶし感覚で使えるようなネーミング辞典がほしい……ということで、
今回「ことば選び辞典」シリーズの仲間入りを果たしました。

今までの学研のネーミング辞典と比べると掲載語を厳選したため、
持ち歩きに便利なスマホサイズにおさめることができました。

〆切直前の一分一秒を惜しむときに、電車の中でアイディアを練るのにも使えます。
思考をめぐらすときのパートナーとして、また、新たな表現を捻出する際のおともとして、
文章を創作する方々の一助となることを説に願っております。


【対象年齢】

20歳代,30歳代,40歳代,50歳代,60歳代,70歳以上