【内容紹介】日本にいながら英語を身につけた偉人に学ぶ
究極の英語学習法!
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大隈重信―テキストはアメリカ合衆国憲法と聖書
伊藤博文―毎日英字新聞を読む
新渡戸稲造―1日3語覚える
夏目漱石―英文を方程式に当てはめる
野口英世―スペルの規則を見つける
石川啄木―仲間同士で1章ずつ訳読
村岡花子―60パターンの英文を暗唱
芥川龍之介―「ながら読み」で洋書を読破 etc…
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■「はじめに」より一部抜粋
新渡戸稲造、夏目漱石、野口英世―彼らに共通する点がわかりますか。それは、成人する前に海外への留学を経験することなく、日本にいながらにして、ネイティブ顔負けの英語力を身につけたことです。
新渡戸稲造は、日常会話をすべて英語とし、日本語を使ったら罰金というゲームを友人と行ったり、一日三つ新しい英単語を覚えれば2年で英字新聞を読めるようになるという「一日三語主義」を提唱したりと工夫を重ね、国際連盟事務次長を務めるほどの高い英語力を身につけました。英文学を研究していた夏目漱石は、英文を方程式に当てはめるという独自の科学的アプローチに挑みました。貧しい家庭に生まれた野口英世は、学歴不足を補うために英語力を磨き、アメリカ行きのチャンスを手にしました。
ほかにも、大隈重信、伊藤博文、芥川龍之介など、英語学習で一定の成果を挙げていた偉人はたくさんいます。政治や文学の世界で彼らが残した功績は歴史の授業で習いますが、英語学習に苦労していたという話は、意外と知られていないかもしれません。
本書は、そんな日本の偉人30人が実践した英語学習法をまとめたものです。彼らが生み出した独自のメソッドを体験したり、彼らが読んだ英文や書いた英文を味わったりする「やってみよう」というコーナーも設けています。
30人の偉人の中には、遭難時にアメリカの捕鯨船に助けられ、そのまま渡米したジョン万次郎や、幼少期のほとんどをアメリカで過ごした津田梅子など、英語学習に有利な環境で育った人物も一定数います。しかし、そういった例外的なケースを除いて、多くの偉人が置かれていた環境と、今日の日本を比べたら、今のほうがはるかに英語を習得しやすい環境であるはずです。彼らにできて、私たちにできないと弱音を吐くことは許されません。
さあ、30人の個性豊かな偉人による英語教室の扉を開きましょう。「こんなやり方、意味あるの!?」とツッコミたくなるような学習法もたくさんありますが、お札や教科書に載っている偉人たちも、そうやって時に失敗しながら、地道な努力を重ねて英語を習得していきました。この本が、英語学習に励むあなたの支えとなることを願っています。
【対象年齢】大学生,20歳代,30歳代,40歳代,50歳代,60歳代,70歳以上
【追加情報】
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