【内容紹介】あらすじ
世界7大陸の最高峰を当時最年少記録で登頂した野口健さんは、過酷な登山を続けながら、ネパールでの学校設立や植林、国内外での大地震の被災地支援などに取り組んでいく。なぜ、困難に挑み続けることができるのか。野口さんから若い読者へ贈る、ゆるぎない信念のメッセージ。
目次
1 ぼくはアルピニスト
2 ヒマラヤの支援で感じたこと
3 熊本地震の被災地支援で感じたこと
4 ぼくは登り続ける
あとがき
コラム1 ぼくの登ったおもな山
コラム2 登山クイズ
コラム3 ぼくをだきしめてくれたマータイさん
【対象年齢】小3,小4
【追加情報】
おすすめポイント●迫力の登山シーン
本書は、1999年、エベレストに三度目の挑戦をする野口さんの、迫真の登山シーンから始まります。高度8848mの環境は死と隣あわせ。後半では、雪崩事故にあった際の話や最近のマナスル山への挑戦も登場し、登山の世界の奥深さを味わえます。
●世界をとりまく問題について知る
熊本地震の時には、登山時の経験からテント村を設営。同じく登山の経験から、避難所では前向きな心持ちでいられることがとても大切だと野口さんは語ります。
貧困や災害、教育格差、環境破壊など、この本に登場する問題は、今SDGsとして注目される、世界全体の課題でもあります。
●野口さんの信念
野口さんが世の中の「日の当たらない部分」に関心を持ち、各支援を行うようになったきっかけについても紹介。どんなに困難な挑戦でもあきらめず、周囲の人を巻き込んで努力する野口さんが、若い世代に伝えたい数々の熱い信念にも注目です。
★この本とあわせて、野口さんの青春時代や7大陸最高峰の登頂、富士山清掃など、2006年までの取り組みがじっくりえがかれた『あきらめないこと、それが冒険だ』(第53回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)
もおすすめです。
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『あきらめないこと、それが冒険だ』