【内容紹介】「シリア難民」という大きな国際問題を、
純粋でひたむきな子どもの目線からとらえた長編作品。
イギリスで“The Boy at the Back of the Class”というタイトルで
2018年に発刊されるやいなや、
子どもだけでなく、おとなにも大きなインパクトを与え、
各方面で高い評価を得ました。
【受賞歴】
カーネギー賞ロングリストノミネート
ブランフォード・ボウズ賞ノミネート
ウォーターストーンズ児童文学賞総合賞受賞
ブルーピーター文学賞受賞
●あらすじ●
ある日、主人公アレクサのクラスに、ひとりの男の子が転入してきました。
その子は、だれとも話さず、笑わず、遊びません。
休み時間になると、ふいと姿をけしてしまいます。
アレクサは、どこかさびしげな転校生が気になります。
親友3人といっしょに、彼と友だちになろうと
いろんな作戦をためしますが、なかなかうまくいきません。
しだいに、生徒たちのあいだで
「英語がはなせないのかな?」
「前の学校で暴力問題をおこしたんだよ」
「病気があるから隔離されるんだ」
といったうわさがとびかい、ついにはいじめまで起こります。
実は、彼がそんなふるまいをするのには、大きな理由がありました。
彼は、中東シリアから、はるばるイギリスのロンドンまで逃げてきた難民だったのです。
たどりつくまでの出来事を知ったアレクサは、
彼のために色々と行動にうつします。
そしてそのアクションは、ついには大きな国際問題にまで発展することに……
【対象年齢】小4,小5,小6
【追加情報】
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「ぼく、名前、アーメット。戦争で……逃げた」ロンドンでくらす9歳の少女と、シリア難民の男の子……5000キロをこえて出会ったふたりの友情物語。